2020年に日本上陸したフィンランド発のフードデリバリーサービス”Wolt(ウォルト)”
フードデリバリー配達員にとっては「稼げるの?対応エリアは?他社との違いは?」とかなり気になる存在であることは間違いないありません。
そこで今回はそのような疑問をお持ちの方に「ウォルトの配達を経験して感じたウーバーとの違い3つと稼げないと感じた理由」についてご紹介します。
これからウォルトデビューを果たすあなたのお役に立てれば幸いです。
その➀…報酬の算出方法
他社のフードデリバリーで稼働を開始する前に知っておきたいのは ”報酬金額”です。現在進行中のフードデリバリーの報酬金額の方が高いのであれば他社へ移る理由はなくなりますからね。
しかし、報酬の金額だけでその会社の良し悪しの判断をするのはナンセンス。やり方によっては報酬金額が低い会社の方が稼げることもあります。
”稼げる方法を考える基礎”となるのが報酬の算出方法です。
ロングドロップは大損
2022年2月現在、ウォルトで一件配達したときにもらえる報酬金額は”固定単価+ドロップ距離料金”により算出されます。(エリアによって多少異なる)
ドロップ距離料金は0,1kmにつき10円加算。
単価料金が500円の時に2km離れた場所に届けた場合の報酬は、
↓↓↓
500+200=700円
この計算方法のメリットは注文を受けた時点で報酬額がわかるという点でしょう。
最大のデメリットは、お店がどれだけ遠くにあったとしても商品を受け取るために走った距離は報酬に反映されないという点です。
それに対しウーバーイーツ(以下、ウーバーと言う)の報酬金額は受け取りからお届けまでの距離をもとに算出されます。すべての注文をキャンセルすることなく配発していればある程度稼げるウーバーですが、ウォルトに同じ手は通じなさそうです。
その②…「チャット機能なし」は朗報?悲報?
ウーバーと違いウォルトのアプリには”お客様とのチャット機能”が存在しません。
お客様にチャットをする必要もなければお客様からチャットを送られてくることもないので、ウーバーの配達経験がある人からすれば「仕事が減ってラッキー」と思われるかもしれません。(ちなみに私も、そう思った一人です)
しかし、良い事ばかりではなさそうです。
意思疎通ができない
チャット機能がないため、お届け時間が遅くなりそうな時にも”なぜ遅くなるのか?”その理由をお客様に伝えることができません。
サポートを経由して遅くなることだけは伝えることができるのですが、遅くなる理由を知ることができないお客様にとっては「そのうち届くから待っててね」言われているようなものでしょう。
「いつになったら届くのー?」と直接チャットで言われる心配がない反面、ひたすら待たされ続けるお客様の気持ちを考えると一配達員として複雑な気持ちになります。
しかし、私が複雑な気持ちになったとしてもお客様の気持ちが救われることはありません。”仕事が減ったことで、スムーズな配達が可能になった”とポジティブに捉えることにしましょう。
その③…他店でのダブルピックあり
ウーバーのダブルピックと言えば同一店にて2件分の商品をピックアップすることを指しますよね。
ウォルトのダブルピックは一味違います!
- A店の商品をピックアップ
- B店の商品をピックアップ
- A店の商品をお届け
- B店の商品をお届け
このように他店間でのダブルピックが存在するのです。 (トリプルピックも存在するとかしないとか)
A店の商品を注文したお客様からすれば、
「何してんねん!冷めた料理が届くの確定やん、、」
となることは間違いないでしょう。
A店とB店のお届け先が近所であることが多いので「流石ウォルト!!」と感心することもあれば、「えぅ???ここから30分だとー?」と明後日の方向へと届けることもあるので注意が必要です。
ウーバーだったら、、、、
ウォルトはチャット機能がないので上記のような状況に陥った時、お客様に謝罪する事も事情を説明することもできません。
経験上、事情を説明すればほとんどお客様は「急いでないから大丈夫ですよー!」とチャットを返してくれます。
そのような反応を示してくれるお客様でも”お届けに時間がかかります”のような機械的対応をされるとストレスを感じるでしょう。
食べ物を届けるだけのフードデリバリーですが、やはり人間が人間に届ける以上はそこに人間が存在している事を感じたいものです。
料理が冷めていても料理の届けに時間がかかっても、配達員の対応次第でお客様の気持ちはガラリと変化するはずです。チャット機能が無いこと。。。
それはフードデリバリーサービス最大の欠点かもしれません。
まとめ
今回の記事では「ウォルトの配達を経験して感じたウーバーとの違い」を3つについてご紹介しました。
いかがでしたか?
最後に私が「ウォルトは稼げない、、、」と感じた理由についてお話します。
その理由はズバリ”鳴りの悪さ”です。いくら報酬単価が良くても配達員にとって鳴りの悪さは死活問題です。
私の選択したエリアが悪いだけかもしれませんが、サービス開始から一年も経っていればある程度浸透しているはず。今回ご紹介したウーバーとの違いが関係している事は間違いありません。
他社サービスに移行しようかと思った矢先、上記のようなサービスでは元の会社に戻ってしまう可能性は十分に考えられますからね。
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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございます。