“今日ネットで注文した物が明日届く”
昔では考えられなかったような事が起こってしまう現代の宅配システムですが、このような宅配システムを縁の下で支えているのは紛れもなく軽貨物ドライバーです。
これからも宅配需要が一定数あることを見越して宅配業へと転職を考える人は少なくないでしょう。
そんな”軽貨物ドライバー”ですが、始めるにあたって必ず必要になるのが軽貨物車両です。
車無くして物を運ぶことはできません。
「これからは軽貨物ドライバーで生計を立てていくんだ!!」
という人も、
「なんとなくやってみたいから」
という人も、軽貨物事業を開始するには車を準備する所からスタート。
安い買い物ではありませんから、”できるだけ良いものを安い値段で購入したい”ところです。しかし、世の中そんな自分に都合の良いように事が進むわけもありません。
今回の記事では、軽貨物車両を購入するにあたって「後悔したくないならここだけは絶対に外すな!」というポイントを3点、その理由と共にご紹介致します。
この記事を参考にしていただいて”最高のパートナー”を見つけ出してください。
その➀…走行距離だけで判断するな
車を購入するにあたって、”購入するか否かの判断基準”にされやすいのが走行距離ですよね。
「10万キロ以上だからこの車はダメだ」
という判断基準を持っている人は少なくないでしょう。
確かに、10万キロを超えた車の値段はグッと下がり、安かろう悪かろうの気がしますから、”一つの判断材料”として用いるには良いかもしれません。
ですが、それだけで判断するのは愚の骨頂です。
10万キロという言葉がこんなにも忌み嫌われているには理由があります。
- 車の寿命は10年が目安。
- 売却価格が下がる。
- 年式が古い。
これらの理由により、10万キロを超えた車両は安く購入できる可能性があります。
二万キロ前後を目安に
走行距離だけで判断するのが難しいからこそ、私がオススメするのは”走行距離2万キロ以下”の車です!!
本当は「10万キロを超えていてもしっかりとメンテナンスされていれば問題ありません。」と言いたいところですが、そのメンテナンスの記録ですら疑ってかかろうというわけです。
前のオーナーがいくら「オイルはマメに交換しているから問題ない」と言っても、それを確かめる術はありません。
だからこそ、ノーメンテだとしても車に深刻なダメージを残さないであろう2万キロを目安に車選びをしていただきたいのです。
そうすることで、
「その車がこれまでに”オイル交換されないまま走行し続けた最長距離”を2万キロに抑えることができると同時に、寿命をのばす要因にもなる。」
ということです。
少しでも長く、一台の車を乗り続ける事ができるように一万キロごとのオイル交換を徹底しましょう。
その②…燃費の良し悪しは死活問題に直結
「死活問題だなんて、大げさだなー」
と思われるかもしれませんが、決して大げさではないのです。
なぜなら、
”軽貨物の仕事は車を走らせることでお金を稼ぐ”
つまり、ガソリンを消費してお金を稼いでいるのです。
体感的には”10kmあたりの報酬金額は1000円”です。
1万円を稼ぐためには100km走る必要がありますが、この100kmを走行する為に必要なガソリン代が燃費に大きく影響されるのです。
”お金を燃やして稼ぐ”を意識
単純な話、100kmを走るためにガソリンを”5ℓ消費する車”と”10ℓ消費する車”では、1万円を稼ぐために必要なガソリン代が倍になります。
ガソリン1ℓの値段が150円と仮定した場合、100km走行するために必要なガソリン代は前者が750円で後者が1500円です。
軽貨物の仕事を毎日のようにしていたら、月間の走行距離は5千kmを越える事も珍しくありません。
上記の例に”月間走行距離5千キロ”を当てはめると、
前者が37,500円で後者が75,000円です。
いかがでしょう?これでも「大げさだ」と言えますか?
決して大げさではないのです。
10万円~20万円安いことを理由に”型落ちで燃費の悪い車”を選べば絶対に後悔します。
少しでも手元にお金を残したいのなら、燃費の良し悪しを軽視してはいけません。
その③…やはり年式は、、、
言うまでもありませんが、やはり”年式は新しい”にこしたことはありません。
その理由は、
- 新しい車の方が燃費が良い傾向にあること。
- 古い車に比べて壊れにくいこと
が挙げられます。
「じゃあ新車を買えばいいってこと?」
と思われるかもしれませんが、前述したように”走行距離”を気にして購入すれば中古車でも問題ありません。
たった1つのことを意識するだけで、年式の新しい中古車を安く手に入れることができます。
動けばそれでいいじゃない
軽貨物用の中古車を安く手に入れるために意識する事は、、、、
”贅沢を目的とした装備品の有無”
です。
中古車の販売価格に差が生まれる原因は様々ですが、年式や走行距離の他に装備品の有無が関係しています。
例えば、
- パワーウィンドウ
- ナビゲーション
- ちょっと良さげなシート
などなど。
これらの装備は仕事をする上で必要ありません。
軽貨物の仕事をするために必要なのは物を運ぶための車であって、快適に移動するための車ではないのです。
”年式の古め、走行距離5万km、装備品盛りだくさんで80万円”よりも、”年式新しく走行距離2万km、装備品は無いが80万円”の車を選択した方が長く乗り続けられる可能性が高くなるってことです。
まとめ
今回の記事では、「絶対に後悔しない軽貨物車両の選び方3選」についてご紹介しました。
いかがでしたか?
これから共に仕事をするパートナーを”安いから買う、高いから買わない”で選ばず、「どれだけ長く共に仕事をできるか?」という新しい判断基準をもって車選びをすれば、きっといい車にめぐりあうことができますよ。
最高のパートナーを見つけることができるよう願っています。
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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございます。