カーオーディオの音質を手っ取り早く
リーズナブルに向上させる方法と言えば、
”デッドニング”ですよね。
車の中で好きな音楽を聴くなら、
”少しでも良い音質で聴きたい”と思うものです。
そこであなたに一つ質問しますが、
「いつデッドニングする予定ですか?」
すぐに行う予定があるのなら構いませんが、
”そんなに急いでないし先の話かなー”
と思っているなら考え直すべきです。
なぜなら、月日が流れるにつれ
無駄な労力を要することになる等の、
デメリットが存在するからです。
デッドニングを先延ばしにすると、
どのようなデメリットがあるのかについて
ご紹介します。
ブチルの硬化
”ブチル”という存在をご存知でしょうか?
ドアの内張りを外すとビニールがあり、
それにくっついている黒い塊のことです。
デッドニングを行うとなれば
このブチルを取り除く事がほとんどで、
”残しておく”という人は少ないでしょう。
地獄の除去作業
除去する方法は様々ですが、
パーツクリーナーを吹き付けながら
ウエスで拭き取るのが定番でしょう。
聞いた限りではとても簡単に思えますが、
それなりの労力を必要とします。
この作業で、
地獄を見ることになるか、
何事もなく終わるのか。
そのカギを握るのが、
”一日でも早いデッドニング”です。
甘く見てはいけなかった
私がデッドニングしようと思ったのは、
「知人のN-VAN」をデッドニングした時に
その変化に驚きを隠せなかったからです。
その時にブチルの除去をしましたが、
ヘラで取ればとるほど、
パーツクリーナーをかければかけるほど、
いとも簡単に取れるではありませんか。
「それなら自分の車もやってみよう」
そう思ったわけです。
しかし、
”その考えが甘かった”
知人のN-VANは納車から数か月。
私のアルトは十数年前。
状況が全く違うわけです。
硬化してしまったブチルは、
ちょっとやそっとじゃ取れません。
パーツクリーナーをかけても、
微動だにしてくれないのです。
ヘラで削っては、
クリーナーを吹きかけウエスで擦る。
この地道な作業を延々と
数時間も繰り返す必要があります。
某動画サイトで見かけるのは、
簡単そうに除去する内容ばかり。
しかし、
現実はそう甘くないことを
覚えておきましょう。
一日でも早く作業することが、
地獄を見ずにすむ方法なのです。
音質だけで終わらない
「デッドニング=音質向上」
というイメージがありますよね。
ですが、
デッドニングすることで得られるものは
音質向上だけではありません。
快適な空間
デッドニングする目的は、
音質の向上です。
どのように向上させるのかというと、
”余計な振動や音を抑制”することで
スピーカー本来の力を発揮させます。
”余計な振動や音”というのは、
あなたにとって必要なものですか?
必要なければ、
不快に感じる要素ですよね。
音質向上を狙ったつもりが、
車外からの騒音やロードノイズを
抑える事ができて快適性も向上。
デッドニングは、
一石二鳥のカスタマイズです。
今乗っている車は、
いつまで乗れるかわかりません。
だからこそ、
「そのうち」と言わず、
一日でも早く快適な空間を手に入れて下さい。
高級感が増す
デッドニングした後のドアは、
制振材などが貼り付けられたことで
重さが増しています。
それと同時に気密性も向上しているので、
ドアを閉めるときの重厚感や、
閉めたときの音に驚きを感じます。
特に軽自動車であれば、
大きな変化を感じることができます。
音が響き渡らない
屋内駐車場などでドアを閉めたときに、
「バンッ!!」
という響き渡る音に聞き覚えがあるでしょう。
いかにも、
”薄い鉄板が振動している音”を発します。
しかし、デッドニング後は
「ボッ!」と、
”高級車のドアを閉めたときの音”
に似た音を発するようになります。
たった数千円のデッドニングで
高級車気分を味わえるのですから、
コストパフォーマンスは非常に高いです。
一日も早いデッドニングをおススメします。
まとめ
「一日でも早いデッドニング」をおすすめする3つの理由についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
3つの理由の中で最も重要なのは、
”ブチルの硬化”
これを避けることです。
この工程をラクにクリアすることができれば、
他の二つを安易に手に入れることができます。
是非、参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。