車を運転していると、ヘッドライトをハイビームにしたまま走行している車をたまに見かけますよね。”たまに”と言っても、ひと昔前に比べれば「頻繁に見かけるようになった」と言っても過言ではありません。
警察やマスコミなどが「ハイビームで走行するのが基本です」と呼びかけているのを、鵜呑みにしている人が多くいるのかもしれません。
しかし、いつまでもハイビームのままにしておくと、対向車や前方を走行する車の運転手の視界の妨げとなりあおり運転と勘違いされる等のトラブルに繋がりかねません。
間違った使い方をしてトラブルに巻き込まれないよう、正しい使い方を知りハイビームを有効活用しましょう。
なので今回は、意外と知られていない”ハイビームの正しい使い方”についてご紹介します。
ハイビームのサイン見逃してませんか?
ハイビームは、真っ暗闇の道を走行する時に使うことが多いと思います。使い方としては間違っていないのですが大切なのはその後です。
ハイビームを使用した後ロービームに戻し忘れてしまうと大変なことになります。あなたの手で戻さない限り、ハイビームは点灯し続けます。
あなたに悪気が無かったとしても、点灯し続けていることに変わりありませんので、ハイビームは前方の車両や対向車両を照らし続けます。
上記の行為が、あなたの知らぬところでトラブルの種をまいている事に繋がるのです。
では、ハイビームとロービームの点灯確認はどのようにすればいいのでしょうか?
”青いライト”が点灯のサイン
車種によっては表示されないものもありますが、基本的に”緑色のマーク”は「ロービーム若しくはフォグランプの点灯」を知らせるものです。
夜間走行時に緑色のマークが点灯していても何ら問題はないのですが、”青色のマーク”を見かけたら要注意です。
メーターの中に表示される青色のマークがハイビームの点灯を知らせるマークです。この青色に光るマークを見かけたらすぐにロービームへ切り替えましょう。
夜間は勿論のこと、昼間でも目が痛くなるほど眩しいハイビームです。トラブルに巻き込まれる前にロービームへ切り替えておきましょう。
街中ではほとんど使わない
暗い道を明るく照らすハイビームは、明るい街中だと使用する機会がほとんどありません。”街自体が明るいから”という理由もあるのですが、それ以外には「常に対向車や歩行者が存在する」という理由もあります。
他車(他者)を照らしてはいけない
前方や対向車線に車がいる場合は、ロービームにする必要があります。しかし、街中を走行している時に「他に車がいない」という機会は少ないですよね。
なので、「ハイビームで走行するのが基本」という呼びかけを真に受けるのではなく、「使わなくていい所は使わない」とメリハリをつけましょう。
郊外や山道では
暗い道をロービームで走るのは危険です。
なので、車通りや街灯の少ない道路を走行している時は、ハイビームを積極的に使用し安全性を向上させましょう。
基本はハイビーム
このような道を走っている時は「ハイビームで走行するのが基本」の呼びかけを守るべきなのです。何でもかんでも鵜呑みにし、そのままの通りに行動するのではなく、”臨機応変”に対応するべきなのです。
他車が見える前に切り替える
「走行中、カーブの先に”対向車のライト”が見えたらロービームに切り替える。これこそが、相手の運転手に危害を加えることなく、安全にハイビームを使用する方法なのです。
車本体が見えてからでは遅く、少しでも”光るもの”が見えたらロービームに切り替えるのです。
まとめ
トラブルを防ぐハイビームの使い方についてお話しましたが、いかがだったでしょうか?
によるトラブルの原因は、消し忘れによるものが非常に多いです。”基本的にはハイビームで走行する”ことを頭に置き、「ここはローにするべきかハイにするべきか」を常に考えながら運転するようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。