運転に対する恐怖心を克服してはいけない理由

「車の運転が怖くて仕方がない」

「あの人みたいに気楽に運転できるようになりたい」

そう願う人は決して少なくありません。

この記事を読んでいるあなたも、心のどこかで同じような事を願っているのではないでしょうか?

確かに、恐怖心を克服することができれば、運転が楽しくなり憂鬱な思いで過ごす日々は消えてなくなるかもしれません。

ですが、『運転に対する恐怖心』は本当に克服するべきものなのでしょうか?

車という名の凶器

あなたがハンドルを握り動かそうとしている物は、”車という名の1トン以上もある鉄のカタマリ”なのです。

そのような物体が生身の人間にぶつかれば、その人の命を奪ってしまう可能性は十分にあります。あなたを恐怖のどん底へと突き落とすために言っているのではありません。

これが現実なのです。

しかし、本当に大切なことは”その後”です。

恐怖心=正常

”一瞬で人の命を奪う事ができる物体”を動かしているにも関わらず、恐怖心を感じずにいられる。そのような人をあなたは目指しているのですか?違いますよね?

あなたが目指しているのは、

「人や車、その他様々なモノを傷つけない安全運転」

だと思います。

私もあなたと同じように、運転中はいつでも「気が付かないうちに人をはねているんじゃないか?」という恐怖心と闘いながら運転しています。

事故を起こしたくない、誰も傷つけたくない。このような思いがあるからこそ、その恐怖心が生まれてくるのです。なので、いつか運転免許を返納するその日まで恐怖心を持ち続けてください。

克服すべきは”緊張感”

恐怖心を克服する必要はありませんが、過度の緊張感は拭い去るべきです。なぜなら、過度の緊張は脳のパフォーマンスを下げる原因となるからです。

「このままで大丈夫だろうか?」と心配になったり「頭が真っ白」になる原因はここにあり、なお且つ肉体的にも精神的にも良くありません。

なので、運転中は”適度な緊張感”を維持しつつ、肩の力を抜いて気持ちに余裕を持たせましょう。

経験がすべて

「肩の力を抜いて」

と言われても、すぐに緊張感を拭い去ることはできませんよね。私も免許を取りたての頃は、過度の緊張感から周囲が見えていない事をよく指摘されました。

ですが、”周囲が見えていない事”を自覚したその日から、そのことに意識を向けていると、いつの間にか無意識的にできるようになったのです。

つまり、「恐怖心を克服する必要はない・適度な緊張感を」と知った今日こそ、あなたにとって”気づきの日”であり、これから運転が上手くなるスタート地点なのです。

あとは運転経験を積んでいくだけです。

あなたにとって「運転が苦でなくなる日」が一日でも早く訪れる事を願っています。

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