【両方知ろう】信号待ちでの「N」の危険な使い方と正しい使い方

オートマチック車のギア(シフトポジション)は大きく分けて4つあります。

  • P(パーキング)
  • R(リバース)
  • N(ニュートラル)
  • D(ドライブ)

パーキングは駐車、リーバースは後退、ドライブは前進と、それぞれの使う場面を想像するのは難しくありません。

では、ニュートラル(以下「N」と称する)はどのような場面で使用するのでしょうか?

正しい使い方を知っていれば役立つ「N」も、使い方を誤れば重大な事故に直結しかねません。なので、正しい使い方だけでなく、どのような使い方が「危険な使い方」なのかを知っておきましょう。

今回の記事では、「N」の正しい使い方と危険な使い方についてご紹介します。

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「N」ってどんな状態?

ニュートラルは日本語で「中立」を意味します。

前進や後退する自動車にとって”中立”とは、「前進も後退もしないこと」を意味します。

つまり、「N」のポジションにある限り自動車は自らの力で動き出すことはありません。

なぜ「自らの力で」という部分を強調したのか。

それは、他の要因で自動車に力が加わった時に動き出す可能性があるからです。

これこそが、今回ご紹介する「正しい使い方と危険な使い方」を分ける重要事項となるのです。

信号待ちで危険と隣り合わせ

オートマチック車で信号待ちをしているとき、シフトを「D」に入れている限りクリープ現象が働き車が動こうとするので、それを抑える為にブレーキペダルを踏み続ける必要があります。

しかし、運転中に信号待ちする回数は、一回や二回だけではありません。

何度も何度もブレーキを踏み続けていれば足に疲れがたまり、休息を必要とします。

そのような時に「N」を使えば車は動かなくなり、足を休ませることができますが、、、、

そこに危険な落とし穴があるのです。

少しの傾斜が命取りに

信号待ちをしている道がいつも平坦な道だとは限りません。

「少しくらいの傾斜なら大丈夫」と思われるかもしれませんが、ニュートラル状態の車は簡単に動いてしまいます

重量が一トン以上あったとしても、転がりやすいタイヤが付いているので大人一人で押せてしまうほど軽いのです。



とは言っても疲労は溜まる

「どうしても足を休ませたい」

そのような瞬間もあるでしょう。

そんな時には、N+サイドブレーキを引くことでブレーキペダルから足を放すことができます。

しかし、ペダルから足を放す時に一つだけ注意する点があります。

それは、

「サイドブレーキが十分に効いているか確認する」

です。

サイドブレーキが十分に効いていない状態で足を放してしまうと、車が勝手に動き出してしまう恐れがあるのです。

足を放しても車が静止状態を保っている事を必ず確認しましょう。

サイドブレーキや「N」は諸刃の剣です。

正しく使い、有効活用させましょう。

まとめ

今回の記事では、信号待ちにおける「N」の危険な使い方と正しい使い方をご紹介しました。

いかがだったでしょうか?

信号待ちに限らず、「N」の使い道は他にもたくさん存在します。

他の使い方についても触れていきますので、

お楽しみに。

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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございます。