「おしゃれは足元から」
誰が言ったのかはわかりませんが、服装だけに限らず、車も足元(ホイール)が車全体のイメージに影響を及ぼすことは間違いありません。
個性(オリジナリティ)を手軽に向上させることができるホイール交換ですが、ホイールを交換するだけでは面白くないので、ついでにインチアップを検討する人は少なくないでしょう。
手軽にできてしまうが故に、「デザインが気に入った」と言う理由だけで購入してしまうと、
「あなたの車には装着できません」
と言った結果になることがあります。
このような結果を避けるための注意点をまとめたので、参考にしながらホイールの選んでください。
ボルト穴の数
”購入したホイールに空いた穴の数”と”車体から飛び出しているボルトを通す穴の数”が一致していなければ、そのホイールを装着することができません。
軽自動車であれば四つ穴、
普通車であれば五つ穴が基本です。
しかし、「普通車だけど四つ穴」のような例外も存在するので、購入する際は穴の数が一致しているかどうかを確認する必要があります。。
特殊な道具を使えば、四つ穴の車にも五つ穴のホイールを装着することができますが、今回の記事では割愛させていただきます。
PCDのサイズ
「PCD(ピーシーディー)という言葉を目や耳にしたことはあるが、その意味について深く知らない」という方がほとんどでしょう。
PCDとはPitch Circle Diamerter(ピッチサークル・ダイアメーター)の略で、ホイールの各ボルトの中心点を結んでできた円の直径を表したものです。
こちらも、先程ご紹介した「ボルト穴の数」と同様に、数値が一致していないとそのホイールを装着することができません。
四つ穴のホイールはPCD100。
五つ穴のホイールはPCD114,3が大半を占めています。
しかし、「五つ穴でもPCD100」のようなホイールも存在するので注意が必要です。
オフセット
オフセットとは、「ホイールの中心位置」から「ホイールが車体と接する面」が”どれくらいズレた距離にあるのか”を表す数値です。
オフセットが「0」であれば、ホイールと車体が接する面がホイールの中心に位置する事を意味します。
写真を見てみると「OFFSET:15」と表記されているのがわかります。つまり、ホイールと車体が接する面がホイールの中心から15㎜外側に位置することを意味します。
オフセットの重要性
ホイールと車体の接する位置が変わることで、同じ横幅のホイールでも車体の内側へと潜りこませたり、外側へ飛び出させることができます。
ここで注意するべき点は、オフセットが大きすぎたり小さすぎたりすることでフェンダーからはみ出したり、ボディに干渉したりする恐れがあるという事です。
そのホイールのオフセットを知るためには、ホイールを外す必要があります。
なぜなら、オフセットはホイールの内側に刻印されていたり、内側に貼り付けられたシールに表記されている事がほとんどだからです。
現在装着しているホイールと購入を予定しているホイールのオフセットを知り、ボディーとの干渉や車体からのはみだしが無いことを確認した後に購入するようにしましょう。
まとめ
車のホイールをインチアップさせる時の注意点をご紹介させていただきましたがが、いかがだったでしょうか?
これから初めてのホイール選びをする方にとっては、見たこともない用語ばかりで戸惑う事もあるでしょう。
しかし、このような用語に触れていれば自然と理解できるようになり、ホイール選びに苦労する事もなくなります。
あなたの愛車にピッタリのホイールが見つかることを心より願っています。
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