人を乗せて運転する時は、
「下手だと思われていないかなー」と
ついつい気にしてしまうものです。
私も、免許を取ったばかりの頃は
そんなことばかり考えていました。
なぜなら、助手席に友人を乗せたとき、
友人から「ヨシタカって運転下手だよな。乗ってて疲れる」という驚きの発言を耳にしたからです。
自分自身では、
下手だと言われる日が来るとは思ってなかったので、
お驚きと悲しみを隠せませんでした。
考え続ける日々
その日から、
「上手な運転、安心してもらえる運転とは何か?」
について考える日が続きました。
考えに考えた結果、ついに
「ヨシタカの運転は安心できる」
そう言ってもらえる日がきました。
あなたも、これからご紹介する3つのテクニックを実践していただければ、同乗者に不快感を与えることなく、安心して乗っていただける運転が自然とできるようになります。
たった3つだけのことですから、
1日1つ実践していただければ
3日でマスターする事ができます。
その➀すばやい動作は禁物
人はどのような時に恐怖や不安を感じるかというと、
「わからない時・予測できない時」です。
急発進や急ブレーキなど、”急”の付く動作は予測することができないので、そのような動作が行われた時に同乗者は不安や恐怖を感じます。
「この人は運転下手だな」
「なるべく助手席に乗りたくない」となる瞬間です。
気にしないと気づかない
急発進・急ブレーキ・急ハンドル。
これらの操作を意識的に行っている人は少ないでしょう。
しかし、実は気づかないうちに行っているものです。
なぜなら、”運転”を意識的に行っていないからです。
明日からは一つ一つの操作に意識を向けてみましょう
思わぬ発見があるかもしれません。
チェック方法
上手な運転をできているかどうかは、
助手席に座っている人の体の動きや、
載せている荷物の動きなどを見れば一目瞭然です。
同乗者の身体を揺らさない、
荷物を滑らさない事を意識して運転しましょう。
それだけで同乗者は、
あなたの運転に不安を感じること無く、
安心した状態でいられるのです。
その②一時停止は必ず停止する
当たり前の事を言っているようですが、
これをできていない人が多すぎるのです。
・一時停止するが停止線を越えている
・減速・徐行するだけで停止しない
あなたもこのような運転をしていませんか?
これも、意識的に運転をしていない結果です。
標識には意味があることを知る
一時停止の標識は、
あなたに「面倒くさい」と思わせる為にあるわけではないのです。
一時停止する必要があるから、
一時停止しないと危険だからこそ、
そこに一時停止の標識があるのです。
危険性が高い交差点に一時停止を無視して進入すると、
同乗者は何を感じるでしょうか?
同乗者は自分で危険回避する術を持っていませんので、
計り知れない恐怖や不安を感じているでしょう。
一時停止を例に挙げましたが、標識は他にもたくさんあります。「そこにその標識が存在する意味」を考えてみると色々な発見があって楽しいですよ。
目先だけで確認をしない
一時停止後に左右を確認したり、左折時には巻き込みが無いか左側を確認したりしますよね。
そのようなときに、どのようにして同乗者に安心感を与えるのか。
その方法は、目先だけでなくしっかりと顔をそちら側に向けて確認することです。
確認している事を知らせる
目先だけだと、あなたが「よしっ」と思っているのとは裏腹に、同乗者は「本当に確認したの?」と思っています。
なので、確認するべき方向へ顔を向けて、同乗者に確認したことを認識してもらうのです。
そうすることで、同乗者が不安を感じず安心していられるのです。
事故を減らすことにも
目先だけの安全確認よりも、意識的に確認した方が確実に安全性が上がります。
同乗者は、あなたの運転に命を預けてくれているわけですから、その命をあなたは守る必要があります。
メーカーは、事故を起こしても大丈夫なように安全設計の車体を作ります。ですが、それは「事故を起こす前提」で作られたものです。
あなたには、メーカーが想定する事故すら、防ぐ術を持っています。あなたの運転で守ることのできる命があることを忘れないで下さい。
最後に
運転上手と思わせるテクニックを3つご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
最後に1つ、あなたにお伝えしたいことがあります。
それは何かと言うと、これらの運転を意識しても、すぐに結果が出ることを求めないでほしいのです。
結果とは、例えば「運転上手になったね」などと言われることです。
なぜならば、上手な運転とは【同乗者に不安や恐怖を感じさせない運転】ですから、「運転が上手になった」と感じるまでに時間差があるのです。
そして、「上手になったね」とは照れくさくてなかなか言いにくいものです。
しかし、心の中では思ってくれているでしょうから、自信をもって運転してください。
最後までお読みいただきありがとうございます。