”軽貨物ドライバー”という言葉は昔からありますが、どのような働き方をするのかを知っている人は少ないでしょう。
私もその内容について全く知らなかっただけに、その働き方になかなか足を踏み入れることができませんでした。
”必要なものは免許だけ”
”月収何十万以上可能!”
などの、いかにも”胡散臭いワード”をよく目にするだけに、「本当にそんな稼げるん?」と疑問に思うのは当たり前の事です。
私もそのような思いの中、約5年間勤めた会社を辞め軽貨物ドライバーとなりました。そして、大きな不安を抱えたまま踏み出したその一歩が、私の人生を大きく変えたのです。
今では
「仕事を辞めて本当によかった」
と心の底から思っています。
なので今回は、”軽貨物ドライバーになりたいけど一歩を踏み出せないあなた”の背中を後押しするために「軽貨物ドライバーになって分かったこと」を5つご紹介します。
その➀スマホ一台あればいい
私が軽貨物ドライバーを始めたのは最近のことなので、昔はどのような手続きをして仕事を請け負っていたのか知りませんが、”昔に比べて仕事を簡単に請け負う事ができるようになった”のは間違いないでしょう。
なぜなら、スマホ一台あれば仕事を請け負う準備から仕事を完了させるまでの全ての手続きを行うことができるからです。
スマホを持っていない人を見つける方が難しい現代です。つまり、誰でも軽貨物ドライバーになれる時代だということです。
仕事の種類は様々で、代表的なものを挙げるとAmazonFlexやウーバーイーツです。食事や日用品等、運ぶ物も様々です。
地図は不要で迷う心配なし
「方向音痴の人にはできないんじゃない?」
と心配する事もあるでしょう。
しかし、その必要はありません。
アプリ上には次の目的地のデータが表示されますし、簡単にナビゲーションを設定する事ができます。
なので、あなたはそのナビに従い運転するだけです。
スムーズに配達する為の準備はすべて整っていると言っても過言ではないでしょう。
その②”経費”を使えるようになる
軽貨物ドライバーとなり”個人事業主”という生き方を選択すると、サラリーマンでは使えなかった”経費”を使えるようになるのです。
サラリーマンの方はあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、経費を使えるようになると税金をコントロールできるようになります。
簡単に説明すると、、
「税金は売上にかかりますが、事業を行う為に使った費用(つまり経費)を売上から差し引くことで、”税金のかかる売上”を減らすことができる。」ということです。
つまり、税金の支払額を少なくすることができるのです。
例えば
例えば、今年の売り上げが400万円だった場合、400万円に対してかかる税金を支払う必要があります。
しかし、その年にガソリン代が50万円、車検に30万円、メンテナンスに20万円かかったとするならば、400万円から経費の100万円を引いた300万円に対してかかる税金を支払えばいいのです。
個人事業主になればこの様に税金をコントロールすることができるようになるのです。
サラリーマンとして働いていると思いのほか多くの税金を支払っています。少しでも多くのお金を手元に残すためにも、個人事業主となり税金をコントロールする力を手に入れましょう。
その③労力は運ぶ物により異なる
軽貨物ドライバーになるにあたって気になるのがその労力です。本当に稼ぐことができたとしても、続けることができなければ本末転倒です。
結論から言いますと、労力は運ぶ物とその数によって異なります。
例えば、ウーバーイーツのようなフードデリバリーサービスの場合は”食べ物”とう軽いものを運ぶので、多大なる労力を要求されることがありません。
お店からお客様の自宅まで届けるサービスなので、走行距離も少なく全体を通して疲れを感じる点はありません。
Amazonの物を運ぶ”AmazonFlex”では、飲料から箱もの、封筒まで様々な種類の物を運びます。
報酬は一時間あたり約2000円と労力の割には悪くない金額です。
しかし、上に挙げた仕事はサービス業であるが故にコミュニケーション力を必要とします。
失礼な態度や対応をしていると、最悪の場合アカウント停止の処分を受ける可能性があります。われら個人事業主はこの【アカウント】が全てです。
ラクな仕事内容に感じるかもしれませんが、気を抜いて仕事をしてはいけません。
全ては運次第
某P社の仕事を請け負った際、
「えっ?これを一人で運ぶの?」
と思った仕事が1つだけあります。
それは”組み立て式ベット”を運ぶ仕事です。
私は以前に家具屋さんで働いていたこともあり、組み立て式ベットの重量を予測したり運んだりするのは安易な事でした。
しかし、そのベットの重量は予想をはるかに超えており、とても一人で積み込むことができませんでした。
「これって降ろすときに先方さんに手伝ってもらえるんですか?」
と聞いたところ、
「わかりません(´-ω-`)」
まぁ、そうなりますよね。
結局、相手方様に了承をいただいてベットを転がしながら降ろしたわけですが、稀にこんなこともあるということです。
その④努力次第で稼げます
個人事業主には働く時間の制限がありません。
あなたの体力が残っている限り好きなだけ働くことができます。
なので、”月収が20万くらいでいい”という人は月の半分は休日に回すことができるでしょう。”60万円ほしい”という人は毎日のように働けばその願いを叶えることができます。
しかし、好きなだけ働けることが休みの日を無駄な時間と感じさせ体調を崩す原因となることがあります。
私は実際にそれが原因で体調を崩してしまいました。
”休むも仕事と”心得よ
それからは、
・週に一度は休みをとろう。
・ゆっくりでいいからコツコツ稼ごう。
と体調に気を配りながら仕事をするようになりました。
「とにかく稼いで稼いで稼ぎまくるぞ!!」
という気持ちは痛いほどわかりますが、あなたも私と同じような目にあわぬように、稼ぎたい気持ちをぐっと抑えて休日を設けてください。
休むも仕事です。お忘れなく。
その⑤とにかく自由である
会社に勤めていた頃は、毎日毎日職場へ出向くのが嫌で仕方なかったです。特に仕事が嫌いというわけではないのですが、”誰かに命令されてする仕事”がとにかく嫌いでした。
もしかすると、あなたも同じ心境なのではないでしょうか?
そこで私は思ったのです。
「仕事が嫌いなわけじゃないんだけどな。
よし、それなら自分で稼いぎたいように稼ごう。」
会社と雇用関係にある以上、上司に言われたことはやりたくなくてもやらなければいけません。
しかし、フリーランスになれば”やりたい仕事をやりたいだけ”できるようになるのです。そのような環境になれば、モチベーションが上がっている状態を継続することができるので仕事が楽しくなります。
いつでも休日を
フリーランスになれば働くことはもいちろんのこと、休むことも自由に選択できるようになります。
急な用事ができても、上司に言わなくてもいいんです。あなたがその日に仕事を入れず”休日”にしておけばその日は休んでいいんです。
”上司に言わなくてもいい”
これだけで、どれほどのプレッシャーから解放されたことでしょう。
働くのも自由。休むのも自由。
あなたもフリーランスになってこのような人生を歩んでみませんか?
まとめ
今回の記事では「軽貨物ドライバーになって分かったこと」を5つご紹介しました。
どんなことでも初めの一歩を踏み出すのは勇気のいるものですが、わからない事は、ほとんどネットで見つかる便利な時代です。
軽貨物ドライバーに限ったことではありませんが、何事もとにかく挑戦してみるのが良いでしょう。
あなたの人生が少しでも良きものになるよう願っています。
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最後までお読みいただきありがとうございます。