「実は車も夏が苦手」夏が来る前に点検するべき車の部品3選

”夏”という言葉から真っ先に連想されるのは

「暑さ」

ですよね。

猛暑日では60℃以上にもなる車内ですので、夏に向けて”暑さ対策”をしておく必要があります。

しかし、車内ばかりに目が行ってしまいがちな暑さ対策ですが、実は車内だけでは不十分。

夏ならではの思わぬトラブルを引き起こす原因になりかねないので、車外にも夏に向けて対策しておく部分が存在します。

なので今回は「夏が来る前に点検するべき部品」を三つご紹介します。

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命をつなぐ「バッテリー」

バッテリーといえば『車にとって大切な部品だ』という認識をお持ちの方は少なくありませんが、どれほど大切な部品であるか、その”重要度”を知る人は多くありません。

どれほど重要な部品であるか、一言で言えば

「バッテリーが無い車は動かない」

エンジンやタイヤ、ワイパーや電球など、これらの部品はバッテリーがあるからこそ動いているということを忘れてはいけません。

それでは、なぜ”夏が来る前に点検しておく必要”があるのか解説します。

夏はバッテリーも人も苦手な季節

バッテリーという聴き慣れない言葉だと難しく感じるので、「バッテリー=充電式の電池」だと思って下さい。

バッテリーにはあらかじめ電気が蓄えられており、その電気を消費することで車(エンジン等)は動いています。

バッテリー内の電気の消費量は、お家と同じように”使用する機器の数”に比例して増加します。

エアコン、テレビ、電球など大量に電気を消費したとしても、お家の場合は「高額な電気代の請求」が来るだけで済みますが、車の場合はそうもいきません



なぜなら、”バッテリー内の電気量には限りがあり、充電は車が動くことで行われるから”です。

つまり、エアコンを常時使用する必要がある夏場は、バッテリー内の限りある電気を大量に消費するので充電が間に合わなくなる可能性が非常に高いのです。

充電が間に合わず、動くために必要な電気を無くした車は、、、、

動かなくなってしまうのです。

これが「バッテリー上がり」です。

バッテリーの点検方法は、下記の記事で紹介していますので参考にしてください。

【事故回避】見逃すな!車のバッテリー寿命を知らせる3つのサイン

雨の日でも視界を確保「ワイパー」

四季のうち、夏は特に雨の日及び降水量の多い季節です。

つまり、ワイパーが一番仕事をする季節でもあるのです。

そのような季節にふき取りの悪いワイパーを使っていると、良好な視界を確保できません

視界不良は、歩行者や他の車、標識などの発見を遅らせる原因となり事故に直結します。

使わなくても徐々に劣化

ワイパーのゴムは、使わなくても太陽の光(紫外線)や熱によって徐々に劣化し、亀裂が入ります。

亀裂の走ったゴムは、水切りをする機能を失い、フロントガラス上に水をばらまくだけの邪魔者になってしまうのです。

劣化するスピードは”使用頻度”だけに左右されないので「いつの間にかふき取りが悪くなっている」という事になるのです。

雨が降っていない時でも、ウォッシャー機能を使えば”拭き取り具合”を確認することができるので、定期的に確認するようにしましょう。

車を止める「タイヤ」

車にとってタイヤはとても重要な部品です。

なぜなら、タイヤ無くして車は進むことも止まることも、曲がることもできないからです。

そして何より、タイヤを点検するときに最も注目するべき点は

「タイヤの溝」です。

時として水は災いのもとに

タイヤの溝は、『タイヤと地面とのすき間に侵入してきた水』を外へ逃がすという大事な役目を担っています。

タイヤの溝が無ければ、侵入してきた水はどこへも逃げることができずタイヤと地面との間にとどまり、タイヤを地面から浮かせてしまうのです。

タイヤが地面から離れる。

つまり

”コントロールが効かなくなる事”を意味します。

この写真のように、溝が全く残っていないタイヤは非常に危険な状態です。地面が濡れていない晴れの日なら運転できなくもないですが、雨の日はいつスリップしてもおかしくない状態です。

スリップしてからでは”時すでに遅し”です。

まだ雨の少ない春の内に新品のタイヤへ交換しておきましょう。

最後に

夏が来る前に点検するべき部品を三つご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

これらの”部品を交換する”と言うのなら、それなりの知識や技術を必要としますが点検するだけなら誰でもできます

何がか起こってからでは遅いです。

「点検しておけばこんなことにならなかった、、」

と後悔しないように点検しておきましょう。

今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございます。

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