その大型免許、本当に必要ですか?取得後のミライを考える

運転が好きな人なら、一度は“大型トラックのドライバー”への転職を考えたり、憧れを抱いたことがあるのではないでしょうか?

「高収入・運転するだけ・かっこいい」

運転をしているだけでお金がもらえるなんて夢のような話ですが、現実はそう甘くありません。

大型ドライバーの仕事が楽だと感じたり納得のいく収入を貰えているなら、大型~けん引まで免許を取得した私は今でも大型トラックに乗っているはずです

しかし、大型ドライバーを目指す全ての人が私のように”収入面”を重視しているわけではないでしょう。

  • 運転する仕事ならどんな仕事でもいい。
  • 家に帰りたくないから拘束時間は長くていい。
  • 休み?なにそれっ?

このような考えの中で大型ドライバーを目指す人もいるかと思います。

今回の記事では、収入面に焦点を当て「大型免許が本当に必要なのか否か?」についてご紹介しますので、上記のような考えをお持ちの方はこれより先に進む必要はないでしょう。

”高収入を目当てにして大型ドライバーを目指している人は、ぜひ最後までお読みいただき、取得後に待ち受けるミライについて知っていただければ幸いです。

長すぎる拘束時間

上述したように、大型ドライバーの拘束時間がめちゃくちゃ長いです。

よって、“家には毎日帰りたい派”のあなたが長距離ドライバーへの転職を検討しているなら、今すぐにその考えを改めるべきです。

なぜなら、長距離ドライバーが家に帰れることが許される時間は1週間に1~2日と非常に短いからです。

しかし、あくまでもこれは”拘束時間”の話。

”1日あたりの仕事時間”で考えればそこまで長い時間ではありません。仕事以外の時間はサービスエリアなどに車を止め、トラックの中でゆっくり休憩することも可能です。

このような環境下での生活が苦でない方は長距離ドライバーに向いてると思いますが、毎日家に帰りたいあなたにとっては苦痛を伴う生活でしょう。

高収入の代償

いつ家に帰ることができるのか分からない長距離ドライバーは、家族と出かける予定を立てることが難しいだけで無く、次に家族と顔を合わせる事ができる時間でさえ不確定な状況下で仕事をしなければいけません。

いくら長距離ドライバーの給料が良いとは言っても、上記のような環境下で仕事をすれば、精神的苦痛を伴いストレスも溜まります。

私は長距離ではなく中距離ドライバーだったので、長距離ドライバーのことについて“実体験に基づいたリアルなお話”をすることができません。

しかし、中距離ドライバーの経験に基づいて言える事があります。

「全てを鵜呑みにしてはいけないが、求人広告よりもネット上の声の方がリアルに近い情報を手に入れることができる」と。

広告に夢を見る

求人広告に書かれている”給与額”には細心の注意を払わなければいけません。

なぜなら、その給与額について「どのような時に、どのような働き方をすれば支払われるのか」を明確に書かれていないことがほとんどだからです。

例えば「月収50万円可」と書かれた求人広告があるとします。

この広告を見れば、ほとんどの人がその仕事に興味を持ち、期待に胸を膨らませるでしょう。

しかし、蓋を開けてみれば


・毎日数時間の残業
・休日はもちろん出勤
・仕事量の増加
などを加味した上での金額だった。なんてことも珍しくありません。

ドライバーの基本給は激安が基本

一概には言えませんが、中・長距離ドライバーの基本給は激安であることが多いです。

その基本給に、運行手当や皆勤手当などの様々な手当てを上乗せすることで支給額を膨らませるようなケースがほとんど。

総支給額のほとんどが手当てで構成されているため、ちょっとしたことで給料が減ってしまうのです。

仮に、前述したパターンで残業をすることなく平日のみ出勤とした場合、ひと月に貰える給料は10~20万円ほど減少するでしょう

月収50万円月収50万円可は似ているようで異なります。

”可”の一文字を付け加えることで会社側に逃げ道ができてしまう事を知っておきましょう。

とは言ったものの

「大型に乗りたい!」

という気持ちを簡単に変える事はできませんよね。

そこでおススメしたいのは、長距離以外の選択肢を検討してみることです。

大型ドライバーの仕事内容は長距離だけでなく中距離から地場まで様々。

中距離・地場の仕事は長距離に比べて給料が低くなる傾向にありますが、中には長距離並みの給料をもらえる仕事もあったりします。根気よく探せば上記のような仕事を見つけることができるはず!運よく見つけることができた時の為に、免許だけでも先に取得しておいて損は無いでしょう。

むしろ、せっかくのチャンスを手にするために大型免許は必要不可欠!教習所に通えば、ほぼ間違いなく取得可能です。

この機会に、免許だけでも先に取得しておきましょう。

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